近藤真彦を自動車競技の人間だと言い張るのは、papouを兎田ぺこらだと言い張るようなものだ

自動車競技のファンというものは、頭がちょっと空っぽなのかもしれない。

と思ってしまうのは、昔の自分がそうだったからだ。

 

──兎田ぺこらがカレーメシに溺れて、TMGLで敗北した、その数週間後。

自動車レース界は芸能界の振動の煽りを喰らう羽目になる。

近藤真彦

彼が不倫をしたというのだ。

 

モタスポ脳の人間から見れば、近藤真彦は確かにジャニーズの人間ではない。

KONDOレーシングの偉大なる(というべきかについての議論はこの際置いておこう)総監督は、実際芸能界での露出よりもモータースポーツの露出が大きいように感じる。

 

地上波脳の人間からすれば、近藤真彦は確かに自動車レース関係者ではない。

芸能界で様々な曲を出したこのジャニーズのアイドルは、"ジャニーさん"の後継者だなどとも言われる事もある大御所だ。

 

TM脳の皆さんに近藤真彦がどういう人間なのかを説明しよう。

 

彼はfrostbelueのような側面を持っていて、zerotorのような側面も持っている。techを真剣に走る傍ら、愚かなマップを作って笑っているのだ。

勿論、どちらが"尊くて"どちらが"愚かか"は観測者の好みによるのだが。

 

 

芸能界はそのニュースに反応した。そしてジャニーズはそのニュースに反応した。──即ち、近藤真彦は謹慎処分となった。

 

自動車レース界はそのニュースに恐れた──スーパーGTのタイトルコンテンダーのチーム監督にモタスポとは無関係のスキャンダルが発生したのだから。

 

 

そしてその声明は生まれる。

曰く、近藤真彦はレースを欠席する。

 

自動車レース界は芸能界の振動をモロに受ける形になってしまった。自動車レースファン達は"芸能人近藤真彦のやらかし"でレースに来れない監督に悲しみを覚え、オートスポーツは"近藤真彦戻ってこい""週刊誌よサーキットを汚すな"と書いたお気持ち表明をネット上にばら撒いた。

 

 

序段は終了である。ここからは夏目ことはのお気持ち表明フェイズだ。

その前に、少しだけ休憩を挟もう。これは話題が話題なので、地上波脳が迷い込みかねないからだ。

 

皆さんはpapouをご存知だろうか?

dirtのトッププレイヤーとしてキャリアを積んだ彼は、この一二年で表舞台の主役となった。即ち、TMGLプレイヤーとして、carl.jr討伐隊の一員となった。

彼のパフォーマンスは特筆に値する。

step1での彼のパフォーマンスの高さを見れば、final4に残った理由が伺えるはずだ。

final4でのパフォーマンスは結果的にシーズンを決めてしまうものでもあった。彼がfinal4で勝利したラウンドによってpacはラダーからはたき落とされ、carl.jrはそれに救われて決勝に進んだからである。

 

そんなpapouを私は兎田ぺこらと呼んでいる。勿論、そんなものこじつけミームでしかない。

 

休憩終わり。

 

 

近藤真彦は、確かに自動車レース界において立ち位置を確保していたし、レース界への貢献は無視できない。

 

だが、彼は"芸能界の人間"だ。スポンサーマネーは芸能界からの実績で集めてきたものだろう。彼を自動車競技の倫理観で語ってはいけないのだ。

彼はジャニーズで"ありながら"自動車レースに情熱を傾けてきた。森且行のように、ジャニーズであった事を世間から消去するという行動を取っていない。だからこそ、レース界がこの件にお気持ち表明を行うならこう語るべきなのだ。

"近藤真彦は神聖なるサーキットに不潔な(コロナ対策的にも)メディアを持ち込んだ。自らの不貞で"

"彼は芸能界の人間であり、にもかかわらずスキャンダルを起こした"

"迷惑なのはむしろ私達だ"

などと。

 

実際はその真逆の対応をしているし、レースファンもそう言った対応をしている。しかし、自動車レース界より高い倫理観が求められる芸能界の人間が、その倫理観故に趣味の界隈に迷惑を掛けかねない状態になっていることに対して、もっと厳しい目線を持つべきでは無いだろうか?

それとも、近藤真彦を自動車レース界の人間だと本気で思っているのだろうか?あくまでもあの言い草はネタで言うから面白いのでありガチで言っていけないネタなのだ。

 

すなわち、兎田ぺこらはpapouではない。

 

 

更新遅れすぎて浦島太郎になってしまい怪文書にもならない

 

"最低限のライン"高いっすね